Sól-Máni
ブログ名の「Sól-Máni」
ソールとマーニは、北欧神話に登場する太陽と月の神様です。
私はこれを『しあわせのパン』という映画で知りました。
映画の中で、大泉洋さんと原田知世さんが演じる水縞夫婦が営んでいるパンカフェ「マーニ」。北海道の月浦にある湖畔で、水縞くんがパンを焼いて、りえさんがネルで丁寧にコーヒーを淹れてくれます。
(淡々としたストーリーなので、映画としては好みが分かれると思います)
パンカフェ「マーニ」は、お客さんをいつも温かく見守っています。まさに「月」のようだと思いました。
でも、月は太陽(ソール)がなければ光を放つことができません。
地球や人間にとって、太陽と月はどちらも唯一無二の存在です。
太陽がなければ、地上の恵みは得られないし、我々は生きることもできないでしょう。
でも太陽ばかりではエネルギーが強すぎて、眩しすぎて、疲弊してしまう。
そんなとき、月の優しいあかりが、疲れた心身を浄化し、開放してくれる。
だから我々は生きられる。元気でいられる。
私は「マーニ」のような居場所を作りたいと思いました。
りえさんのように人の心に寄り添えるコーヒーを淹れられるようになりたくて、コーヒーのことを勉強しました。
私の淹れたコーヒーでひと息ついてもらえたら。そこから少しでも前向きになって、元気になってもらえれば。。。
マーニは月に言います。
「大切なのは
君が、照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ。」
(絵本「月とマーニ」より 『しあわせのパン』収録/ポプラ社,2011年)
「Sól-Máni」は自己実現への道しるべ